幼いころに観た『となりのトトロ』の世界を、もう一度のぞいてみたくなることってありますよね。そんなときに気になってくるのが、メイが主役の短編アニメ『めいとこねこバス』でしょう。どこで見れるのか、どんな内容なのか、そして「怖い」という噂は本当なのか…。トトロ世代の親や、小さな子どもと一緒に楽しみたい人ほど、事前に雰囲気を知っておきたいところではないでしょうか。この記事では、鑑賞できる場所からあらすじ、口コミの傾向まで、初めてでもイメージしやすいように整理して紹介していきますよ。
めいとこねこバスはどこで見れる?
まず「めいとこねこバスはどこで見れる?」という一番気になるポイントから整理しておきたいですよね。基本的にはジブリ関連施設でのみ上映されている特別な短編になっています。現在、公式に上映情報が出ているのは以下の2か所です。
- 東京の「三鷹の森ジブリ美術館」地下一階の映像展示室「土星座」
- 愛知県の「ジブリパーク」内「ジブリの大倉庫」シアター「オリヲン座」
三鷹の森ジブリ美術館では、2002年から「土星座」で随時上映されている短編の1本として扱われており、他のジブリ短編とローテーションで上映されています。一方、ジブリパークの「ジブリの大倉庫」でも同じく短編ラインナップの1作として紹介されており、時期によって上映作品が入れ替わる形式になっています。
DVDやサブスク配信は?
「めいとこねこバスはどこで見れる?」と調べても、DVD販売やサブスク配信が見つからないのは、そもそも家庭向け商品として流通していないからなんですよね。配信されない理由は、ジブリ美術館にある「土星座」での体験を特別にするため、現地でしか観られないようになっているようです。
またNetflixなどの配信サービスは、基本的に劇場公開された長編映画がメインであり、短編作品は対象外であることが多いのも一つの理由とされています。
鑑賞するためには
ここでは、三鷹の森ジブリ美術館を例に、「めいとこねこバス」を観るまでの流れを簡単に押さえておきましょう。
三鷹の森ジブリ美術館は、日時指定の予約制となっていて、事前にチケットを購入しておく必要があります。当日券は基本的に用意されておらず、コンビニや各種プレイガイド経由であらかじめ日時を決めて申し込み、その時間帯に合わせて来館するスタイルなんですよね。
入館後は、地下一階の映像展示室「土星座」でジブリ短編を1本鑑賞できる仕組みで、どの作品が観られるかは、そのときの上映スケジュール次第です。つまり、「チケットを取れば必ず『めいとこねこバス』が観られる」というわけではなく、事前に公式サイトでラインナップをチェックしておくことが大切でしょう。
ジブリパークの「ジブリの大倉庫」でも、シアター「オリヲン座」にて短編が上映されており、こちらも上映内容は時期により変更されます。
「めいとこねこバス」はトトロの続編?
ここからは、作品そのものについてもう少し詳しく見ていきたいですよね。『めいとこねこバス』は、2002年から三鷹の森ジブリ美術館で公開されているカラー作品で、上映時間は約14分の短編アニメーションです。監督・脚本は宮崎駿さんが務め、音楽は久石譲さんという、トトロ本編と同様のタッグになっています。
主人公は、『となりのトトロ』にも登場した4歳の女の子・メイで、声は劇場版と同じ坂本千夏さんが担当しています。物語の舞台もトトロ本編とつながる世界観で描かれており、「トトロの続編的な短編」と紹介されることも多いですよね。
作品の大きな特徴は、ネコバスの子どもである「こねこバス」が登場することです。トトロに出てきたネコバスよりも小さく、まだ親からはぐれたばかりという設定で、メイとの交流を通して物語が進んでいきます。ネコバス好きにとっては、こねこバスやさらに大きな「ネコバアちゃん」など、さまざまなネコバスが見られるのも魅力でしょう。
あらすじ
風の強い日、メイがキャラメルを食べていると、庭にあらわれた不思議なつむじ風に追いかけられてしまいます。部屋に逃げ込んだメイですが、つむじ風も一緒に入り込んでしまい、好奇心いっぱいのメイは、そのつむじ風を部屋の中に閉じ込めることに成功するのです。
つむじ風の正体は、親とはぐれてしまった「こねこバス」でした。メイは自分のキャラメルを分け与え、こねこバスと仲良くなっていきます。その夜、眠りについたメイのもとへ、こねこバスが迎えにやってきて、メイを乗せて夜空の空中散歩へ連れ出します。
空の上では、トトロたちを乗せた大小さまざまなネコバスたちが集まり、やがて森の奥深くにある不思議な場所へ到着します。そこには、トトロやススワタリたち、たくさんのもののけたちが集まっており、メイはトトロの世界の“さらに奥”を少しだけのぞき見ることになる、という流れでしょう。
怖いと言われる口コミの正体
ネットで「めいとこねこバス」を検索すると、「かわいいのに怖い」「子どもが少しびっくりしていた」という口コミも見かけますよね。では、具体的にどんなところが“怖い”と感じられているのでしょうか。
巨大なネコバスが怖い?
一番よく話題にのぼるのは、巨大なネコバス「ネコバアちゃん」と、その行き先に表示される「風浄土」という文字です。「浄土」という言葉は日本語ではあの世のイメージもあるため、「トトロたちがおばけとしてあの世へ向かうのでは?」と想像して、ぞっとする大人も多いようなんですよね。
大量のネコバスがでてくる
また、夜の森を舞台に、大量のネコバスやおばけトトロが登場するクライマックスシーンは、画面の迫力もあって、小さな子どもには少し不気味に映ることがあるとされています。実際に観た人の感想を集めたサイトでは、「全体としては優しい雰囲気だけど、ところどころゾクッとした」という声も見られました。
まとめ
この記事で紹介したように「めいとこねこバス」は、三鷹の森ジブリ美術館の「土星座」と、ジブリパーク「ジブリの大倉庫」内の「オリヲン座」という、ジブリ公式の限られたシアターのみになっています。DVD化や配信がされていないからこそ、わざわざ足を運んだ人だけが出会える短編として、特別感のある作品になっているのでしょう。気になっている人は、ぜひ公式サイトで上映スケジュールとチケット情報をチェックしながら、自分なりのベストなタイミングで、あの頃のトトロの世界にもう一度会いに行ってみてはいかがでしょうか。
