宮崎駿監督が、若い頃に制作した作品『パンダコパンダ』をご存じでしょうか? 「となりのトトロ」や「崖の上のポニョ」の原型とも言われており、注目している人もいるようですね。
そこで今回は、『パンダコパンダ』やばいと言われている理由やあらすじ・キャラクターなども調査しましたのでご紹介していきます。
『パンダコパンダ』やばいの?
スタジオジブリ誕生前に作られた名作『パンダコパンダ』は、やばいのかについて探ってみましょう。
祖母の行動がやばい?
両親がいない小学生のミミ子(主人公)は、祖母と同居しています。祖母は長崎県で行われる法事に出かけますが、孫を連れて行かないところがやばい点です。また、全然帰宅しないため、ミミ子は祖母を送り出してから、しばらく1人暮らしになります。
小学生の女の子を、数日間1人で留守番させる祖母の行動に違和感を抱いた視聴者も存在し、法事に孫を連れて行けない理由が分からないというコメントも見られました。
ミミ子の要求がやばい?
パパンダに対して、「親になれ」というミミ子の要求がやばい点です。パパンダは人語を解する子パンダ(パン)の父親。ミミ子が学校から帰宅すると動物園から逃げたパンがいて、さらにパパンダまで現れて住み着くようになりました。
ミミ子は父親について、「帽子を被り、たばこを吸って新聞を読んで会社へ行くもの」と伝えます。パパンダはミミ子の要求を素直に受け入れますが、雇ってもらえる会社がなくて戸惑いました。ミミ子は両親がいない設定なので、「父親像」をパンダに押し付けていると考えられ、闇を感じる視聴者もいたようです。
パンダの気遣いがやばい?
ミミ子がパパンダに仕事へ行くように言うと、戸惑いながらも反抗しない気遣いがやばいと言われています。本来ならパンダの鋭い爪で、ミミ子を攻撃してもおかしくない状況ですが、パパンダは優しいので人間に合わせたのでしょう。
ミミ子は「父親になってくれる存在」に対して安心を得ており、一方のパパンダは「家族になる」ことで、人間社会の中に居場所を見つけることができたとも言えます。その後、パパンダは動物園で人気者となり、働いて家族を養う父親的存在になりました。
設定がやばい?
『パンダコパンダ』は、女の子とパンダが1つ屋根の下で共に暮らす物語で、主人公のミミ子が子パンダの母親役を担うという設定がやばいと言われています。また、「パパンダ」との関係性についても、一部の視聴者の間で現実離れしていると批判を浴びているようです。
細かい点に目を向けると、論理性に欠けていたり、ストーリー展開が意外だったりするため、設定がやばいと感じるのでしょう。
『パンダコパンダ』あらすじは?
ジブリファンの間では、となりのトトロの原型とも言われている『パンダコパンダ』のあらすじを、2種類紹介します。
パンダコパンダ:あらすじ
両親を亡くしたミミ子は祖母と暮らしていましたが、法事で留守をすることになって1人暮らしに。そんなとき、動物園から逃げ出したパンダの親子がミミ子の家にやってきます。ミミ子は子パンダ「パン」のお母さんになり、父親パンダの「パパンダ」はミミ子のお父さんになりました。
にぎやかな同居生活を開始しますが、動物園の人たちがパンダを探しに来て大騒ぎ。パンちゃんが川に落ちるハプニングもありましたが、みんなの力で助け出して仲良くなりました。3人は今まで通り同居して、親子パンダは昼間に動物園へ通うことになる物語です。
雨ふりサーカスの巻:あらすじ
穏やかに暮らすミミ子・パパンダ・パンのもとへ、サーカス団から逃げ出したトラちゃんが迷い込んできます。パンちゃんはトラちゃんと仲良くなり、散歩の途中でサーカス団に出会ってトラの子は母親のもとへ戻りました。サーカスを見に行く約束をしたミミ子たちでしたが、大嵐で翌朝には一帯が水に沈みます。
屋根の上で朝食をとっていたミミ子たちのもとにトラちゃんからのSOSが届き、パパンダは動物たちの救助で大活躍。最後はパンちゃんとトラちゃんが動かした蒸気機関車で街に戻り、人々は大喜びでサーカスの公演を見に集まりました。
『パンダコパンダ』キャラクターを紹介!
家の中に入り込む可愛い生き物たちが印象的な、『パンダコパンダ』のキャラクターについて、1つずつ見ていきましょう。
ミミ子(声優:杉山佳寿子)
両親がいない小学生の女の子で、家事や祖母の世話もこなすしっかり者のミミ子。しかし、心のどこかで寂しさを抱えており、パンダ親子が家族になったときは大喜びしました。
パンちゃんが学校についてきた場面は、『となりのトトロ』のメイがサツキについて行くシーンを思い出させます。性格はサツキに近く、うれしいと逆立ちしてしまう習性は、企画段階で参考にされた「長くつ下のピッピ」の主人公に由来しているそうです。
パパンダ(声優:熊倉一雄)
動物園から逃げたパパンダはパンの父親であり、穏やかな性格で力持ち。笹が大好物で食いしん坊ですが、カレーも平気で食べます。タバコや会社勤めは苦手ですが、ミミ子のために順応しました。
見た目や表情などはトトロに似ていて、ミミ子の家の竹やぶがお気に入り。動物園を脱走したのに園長から叱られず、大事に扱われた背景には、当時の日中関係への配慮があったのかもしれません。
パン(声優:太田淑子)
パパンダの息子で、ぬいぐるみのように小さくて愛らしい男の子のパン。子どもらしく好奇心いっぱいで、いつも元気に動き回っています。
ミミ子と出会う場面は『となりのトトロ』でメイが小トトロに出会うシーンを思い出させ、迷子になる展開はメイと重なる部分も。そのため、本作が『トトロ』の原型と言われるのも納得できるでしょう。また、おしゃべりが上手で、ミミ子のことを母親のように慕っています。
まとめ
今回の記事では、1972年公開のアニメ映画『パンダコパンダ』がやばい理由を中心に、あらすじやキャラクターなどを紹介しました。
本作がやばいと噂されていますが、論理性に欠けている部分もあるため、一部の視聴者がそのように感じているようですね。本記事のあらすじやキャラクター紹介を参考に、『パンダコパンダ』を楽しみましょう!
